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アルミ鍋の黒ずみや白い斑点の落とし方を解説!ごはん粒の落とし方も

アルミ鍋の黒ずみや白い斑点の落とし方を解説!ごはん粒の落とし方も

アルミ鍋を使い続けているとふと気づく、白い斑点のような汚れや、鍋底の黒ずみ。
ゴシゴシと洗ってもなかなか落ちないですが、身近なものを使えばあっという間に綺麗になります。

この記事では、アルミ鍋の黒ずみや白い斑点が起きる原因や解決方法を解説します。
簡単に黒ずみや白い斑点を落とせるので、アルミ鍋を長く愛用してみてください。

■アルミ鍋の特徴とは?

アルミ製の鍋は熱伝導率が良いため中身があたたまりやすく、料理をスピーディーに作れるのが特徴です。さらに軽くて持ち運びやすいことから、幅広い世代から人気の鍋になっています。

アルミ鍋に使われるアルミニウム自体は酸素と結びつきやすく、空気に触れると非常に薄い「酸化被膜」を作ります。この自然に作られる皮膜で保護されているので一般的に錆びにくい、いわゆる耐食性が良いといわれています。

しかし、この皮膜は非常に薄いので、少しの衝撃や化学反応で剥がれやすく、腐食してしまいます。そのため、人工的に表面を保護する酸化被膜を生成させる「アルマイト加工」を行う場合がございます。

アルミ鍋

■白い斑点と黒ずみが出来る原因とは?

鍋にできる白い斑点や黒ずみの原因は、アルミ鍋の表面を薄くおおう「酸化皮膜」が傷つき剥がれ、アルミ素地が剥き出しになることで起こります。剥き出しになったアルミが水分と反応すると、白い斑点(水酸化アルミニウム)を生み出します。さらにこの水酸化アルミニウムが、水に含まれるミネラル分が反応することで黒く見える「黒変化現象」を起こすため、黒ずみとなるのです。

つまり、白い斑点と黒ずみができるまでの流れをステップごとに表すと、下記のようになります。

ステップ① 鍋をおおう「酸化皮膜」が傷ついて剥がれる
ステップ② アルミ鍋のアルミが水分と反応する
ステップ③ 水酸化アルミニウムが発生し「白い斑点」になる
ステップ④ 水酸化アルミニウムが水分中のミネラルと反応し「黒ずみ」になる

白い斑点や黒ずみは人体に悪影響があるわけではないですが、見た目が気になるため綺麗にしたいと思う人が多いです。

■黒ずみができるNGな行為とは?

黒ずみを作る原因として多い行為は、このようなものがあげられます。

・重曹で掃除をする
・たわしを使って洗う
・水を長時間沸かし続ける
・空焚きをしている

身に覚えはありますか?
黒ずみができる原理について、説明します。


アルミ鍋に重曹はNG!黒ずみの原因に。

使い終わった鍋の掃除に重曹を使うことがありますが、アルミ鍋に使うと黒ずみの原因になるのでNGです。アルミ鍋はアルカリ性のものに弱いため、アルミ鍋の表面をおおう「酸化皮膜」を剥がしてしまい、むき出しになったアルミ素地が水分と触れて黒ずみになります。

アルミ鍋を洗いたいときにはアルカリ性の洗剤も避け、台所用の中性洗剤を使いましょう。
表面を傷つけてしまうという理由から、ステンレス製のたわしの利用もNGです。 柔らかいスポンジを使って洗いましょう。


水を長時間沸かす・空焚きもNG!

水そのものは中性に近い物質ですが、水を沸かし続けることでミネラル分が増え、同時に中性を保つために必要なガスが抜けていきます。長時間水を沸かすことで少しずつ水自体がアルカリ性に傾いていくため、アルミ鍋をおおう酸化皮膜を溶かし、アルミ素地が露出し黒ずみの原因になります。

空焚きは酸化皮膜にヒビを入れるため、アルミが露出する原因となります。
酸化皮膜にヒビが入る原因は、アルミ鍋のアルミと酸化皮膜の熱膨張率が異なり、高音で熱することで膨張率の違いからヒビが入り始めることです。

■白い斑点や黒ずみの落とし方!食べ残しで綺麗になる

白い斑点や黒ずみは食品が焦げてついたものではなく、変色した皮膜です。
酸をあてると綺麗になるので、酸性度の高い食材を利用すれば良いです。

例えば、このような食材が使えます。

・りんご
・レモン
・白/赤ワイン
※クエン酸が含まれる食材

りんご、レモン、ワイン

鍋に白い斑点や黒ずみが気になる位置になるまで水と、上記の食材を入れます。
10〜15分ほど煮て冷ますと、鍋が綺麗になります。

りんごは皮や芯だけでじゅうぶんなので、実を美味しくいただいたあと、食べない部分を使って鍋の白い斑点や黒ずみを落としてしまいましょう。

■白い斑点や黒ずみを取った後はケアしよう!

白い斑点や黒ずみをとると、同時に酸化皮膜も取れてしまいます。
このままだとまた色が変わってしまうので、しっかり酸化皮膜を作ってあげましょう。

綺麗になったアルミ鍋はそのままにするよりも、酸化皮膜を作ってあげるのがおすすめです。
ケアの方法は、お米のとぎ汁を鍋に入れ、10〜15分ほど沸騰させるだけ。
とはいえ、もともとおおっていた酸化皮膜と比べると弱いため、定期的にケアをしてあげましょう。

■アルミ鍋の白い斑点や黒ずみは簡単に落とせる!

酸化が原因で色が変わってしまうアルミ鍋は、酸化を使って綺麗にできます。
ゴシゴシと洗ってしまうと逆効果なので、日頃はスポンジなどで優しく洗浄しましょう。
色が変わってしまっても落ち着いてケアをしてあげると、長い間使い続けることができますよ。

■アルミ鍋についたごはん粒は、熱湯で落とせる!

アルミ製の釜飯でごはんを炊くと、吹きこぼれた汁やくっついたごはん粒がなかなか取れずに困っている方も多いはず。

そんな時は、60度以上の熱湯に10分以上つけて、ふやかしてみてください。
ごはんの糊でくっついているだけなので、熱湯で簡単に取れます。

上記でご説明させていただいたように、ゴシゴシと洗ってしまうと酸化被膜を剥がしてしまいます。また、フッ素などの塗装も剥がしてしまいますので、ご注意ください。

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